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JELFAセミナー2010

Anthos(オランダ王国花き球根・苗木貿易協会)に学ぶ  花き業界のプロモーション 消費拡大方法/花き業界を支える活動とは

一世紀以上も前から、球根および球根花きの生産、取引の中心を担ってきたオランダ。この成功のキーファクターが何であり、Anthosがどんな役割をしてきたのか。Anthos(アントス)会長のヘンク・ウェスターホフ氏に、資金の運用方法、プロモーションなど活動をお話いただきました。

 

今年もホテルコムズ大田市場で開催いたしました。当日は生産者、市場、仲卸、買参人、運送業者、資材業者等、約100名の方々にご参加いただきました。

 

● プログラム

 

開催日:2010年2月26日(金)

13:30 開会  
  会長あいさつ  JELFA会長 谷口 勇
13:45
 ~16:15

講演

 『球根および球根花きのパワーはどこから来るのか』
  Anthos(オランダ王国花き球根・苗木貿易協会)会長
  Henk Westerhof (ヘンク・ウェスターホフ)氏  

16:15
 ~16:30
質疑応答  
16:40
 ~17:00

JELFA報告 

ELFバケット利用品目紹介 JELFA事務局

17:00 閉会あいさつ JELFA副会長 柏村哲徳
17:30~ 懇親会   

                     

● 講師紹介

Henk  Westerhof 氏(ヘンク・ウェスターホフ)

ヘンク・ウェスターホフ氏顔写真

■国籍

 

オランダ

 

■会社 Anthos会長
 (オランダ王国花き球根・苗木貿易協会)
IBC(オランダ国際球根協会) 理事長
BKD(オランダ花き球根検査所) 理事
NAKTuibouw(オランダ園芸検査所) 理事
PT(園芸生産管理機構) 理事
オランダ園芸協会フロリアード2012 理事

 

〈Anthos(オランダ王国花き球根・苗木貿易協会)〉
1900年2月に設立。
花き球根貿易協会と植物貿易協会が合併して設立された。ベアトリックス女王公認によりロイヤルの称号をもつ。オランダや世界市場に向けて、花卉球根や苗木を流通する組織。花き球根協会、苗木協会などそれぞれの組織にあわせてふさわしい政策をたてる。

 

●組織の目的
花き球根、球根花、苗木などの流通業として、卸販売の利益を確保するための最適なプロモーション活動を行う。世界市場に向けて、オランダの花き球根・苗木の卸売業の代表として活動する。

 

●主な活動
・事業政策の共同運営
・広報活動、研究、品質管理、植物防疫に関する費用など流通を通じて費用徴収をする。
・国内・国外の政府組織に対して、各部門政策運営ができるよう円滑な調整を行う。
そのほか
・世界市場へのアクセス、植物防疫問題への対応、環境、関税、教育、研究、物流など
・公共 (雑誌, テレビ, 新聞, ラジオ)、広告 (テレビ, スポンサー表示)、展示会、講演、報道関係者の取材受入

 

講演 『Anthos (オランダ王国花き球根・苗木貿易協会)に学ぶ』

花き業界のプロモーション・消費拡大方法/花き業界を支える活動とは

 

プロモーション活動と資金運用について

Anthosの活動範囲は広く、幅広いプロモーション活動を行っている。そのため、各分野において組織と密接な関わりを持つ。


〜資金の使い道〜
組織や委員会への参加とコンサル対応。取り扱う内容は、プロモーション、マーケットアクセス、品質、防疫問題、環境、関税問題、教育、研究、物流、計画など。また、国内、国外で政府や組織との政策策定も行う。


■貿易と販売
マーケットアクセス(ロシアや中国など)のために、国際的政策の展開にたいして監督する役割。ヨーロッパ内での販売アドバイス。プロモーション政策の費用とアドバイス。アメリカ、カナダ、日本など、国際防疫政策の費用と運営。貿易障害へのアシスタント。


■物流や運送
運送会社や保険会社へのコンサルティング。ロッテルダムやアントワープなどの港のコンテナの検査。


■研究
販売のサポートのための研究プロジェクトの運営。アメリカでの花き球根や多年生植物に対するリサーチプログラムの運営と費用。


■サービス
一般的なプロモーションに加えて、Anthosは様々な会の問題のサポートも行う。貿易、輸出、ビジネスなどの同意や雇用、回収や負債管理。

 

説明図

 

[上図]それぞれの政策の代表として、園芸生産協会の資金調達を行います。Anthosは球根関係の輸出業者向けの資金調達の役割を担っている。
 

スカンジナビアでのプロモーション事例

約2億5千万個のチューリップの球根がオランダからスカンジナビアの4各国(スウェーデン、フィンランド、ノルウェイ、デンマーク)へ輸出されている。スカンジナビアは世界の中でもチューリップの販売が大きい地域となっている。

 

スカンジナビア産のチューリップとオランダ産チューリップの競争の中で、オランダの生産が成長した。しかし、オランダ産と現地(スカンジナビア)産の競争が激化してしまった。そのため、スカンジナビアでのチューリップの生産の販売のサポートを行った。

 

スカンジナビア内で、国内産のチューリップの広告キャンペーンを始めようと企画した。 大々的なプロモーションを行うため、十分な費用が必要であった(110万ユーロと算出)。 今回の予算では不足していたため、更なる資金調達が必要であった。このサポートをAnthosが行った。スカンジナビアの輸入業者などから徴収。


この徴収によって十分な予算を集められ、結果として道路脇の広告や地下鉄構内への広告、市街地でのポスター広告など大々的なキャンペーンを行えた。このキャンペーンは好評で、その後も毎年行っている。

 

店舗用SPツールの活用の様子の写真   街頭ポスターの写真
店舗用SPツールの活用   街頭ポスター
     
屋外広告ボードの写真    
屋外広告ボード    
 

Anthosで集めた資金の実際の運用やPRはオランダ国際球根協会(IBC)が行っている。

オランダ国際球根協会について

オランダ国際球根協会(IBC)は、オランダの球根栽培業者、輸出業者のために、球根および球根切り花の販売促進を国際規模で展開する機関です。
1952年にオランダで栽培業者や輸出業者によって組織された「Central Flower Bulb Committee」を前身とし、1986年に新たに設立された「International Flower Bulb Centre」=オランダ国際球根協会に活動が引き継がれました。オランダの栽培業者は主として球根栽培と球根切り花栽培に関わっており、輸出会社は球根の卸売りと輸出業務を受け持っています。

IBCは、ヨーロッパ、北米およびアジアを中心に活動を展開しており、それぞれの活動はオランダ本部に在籍する各分野(製品情報、展示会、AVサービス等)のスペシャリストとの連携により実施されています。

 

■IBCのPR概念について
(日本のオランダ国際球根協会の場合)
IBCのPR概念は、球根の種類と利用される時期によって5つのキャンペーンに分けられています。

 

C1 春咲き球根 鉢(ポット)植え
C2 球根切花  日本で栽培される春咲き球根切花
C3 夏咲き球根 様々な品種や植え方を紹介
C4 球根切花  日本で栽培される夏咲き球根切花
C5 春咲き球根 庭植え 様々な品種や植え方の紹介

 

 

 

▲セミナー・フォーラムINDEX