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JELFAフォーラム2011

テーマ:世界の花き業界の今! オランダフローラホーランドから見た発展 

2011年9月28日、JELFAフォーラム2011を開催いたしました。
オランダのフローラホ-ランド花市場でアフリカ・エリアマネージャーを担当されているピーター・ボウマ氏をお迎えし、オランダ国内の生産状況の変化、オランダを視点にして読み取れる世界の切花流通の変化、またそれに伴う輸送形態の変化、フローラホ-ランドの現在のシステムについてなど、興味深い内容を講演していただきました。

 

今回は東京駅に程近い会場にて開催し、生産者、市場、仲卸、運送業者、資材業者など、約90名の方々がご参加されました。

 

● プログラム

 

14:00 開会  
  会長あいさつ  JELFA会長 谷口 勇
  来賓あいさつ  農林水産省 花き産業・施設園芸振興室 室長 綿谷 弘勝氏
14:10
 ~16:00

講演

フローラホ-ランド社
アフリカ・エリアマネージャー ピーター・ボウマ氏 

16:10
 ~16:50

JELFA 

「ロシア調査報告」
JELFA常務理事 米田 裕史

16:50 閉会あいさつ  

                     

● 講師紹介

ピーター・ボウマ氏

ピーター・ボウマ氏顔写真
 

〈学歴・経歴〉

園芸学、商業経済学の学士取得。
2000年よりフローラホーランド社でアフリカ・エリアマネージャーを担当、現在に至る。
ケニア、エチオピア、ジンバブエなどのフローラホーランド社・子会社での責任者であり、それぞれの地域で
設備、貿易、物流サービスや生産の発展に貢献、活躍している。

 

〈フローラホーランド社〉

2008年にアールスメア生花市場と合併し、オランダで最大の生花市場となる。
オランダ国内のみならず世界中から花が集められ、

また世界中に輸出されていて、まさに「世界の切花流
通の拠点」となっている。

2011年、フローラホーランド社100周年を迎えました。
生産者: 国内外に8,000件
顧客 : 3,000件の輸出業者と仲卸業者
従業員: 4,400名(40カ国の出身者)
面積 : 270万平米 (サッカー場500面分)
取引高: 41億ユーロ (4,500億円)

 

 

 

〜講演からのピックアップ〜

 

1. フローラホーランドの取扱い切花と、近年の輸入国・輸出国のランキング

 

説明スライド

 

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説明スライド

※UA = ウクライナ、RU = ロシア、RO = ルーマニア、PL=ポーランド、 ES = エストニア

IT = イタリア、 FR = フランス、 GB =ドイツ、 DE = デンマーク

 

説明スライド

 

ロシアを主とした東欧諸国の経済成長をひとつの要因に、ヨーロッパの切花マーケットが年々拡大を続けています(オランダからロシアに対する輸出量成長率は、2010年対2011年対比で34.3%の予想)。 輸送形態も見直しが行われており、飛行機だけでなくコストのかからない長距離輸送(鉄道、車、船等)に拡大される予定です。
 

2. ヨーロッパでの切花・鉢物の消費の変化

 

説明スライド

 

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2009年対2010年のヨーロッパでの切花・鉢物の消費額も増えており、マーケットの拡大を裏付けています。特に鉢物の成長率が大きく、これからも鉢物の成長率が上がっていくとの予想がされています。
 

3. オランダ国内の栽培面積・生産者の増減

 

説明スライド

 

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切花生産地については赤道付近地域への移行が続いていて、オランダ国内の裁判面積は減少しています。 しかし、鉢物の生産地移行は行われておらず、オランダ国内での生産はむしろ増加傾向にあります。 理由として、鉢物は1つあたりの重量があるため輸送コストがかかり、消費地の近くで生産することが効率的なためです。

 

説明スライド

 

切花生産者数は減少していますが、生産者当たりの栽培面積が増えており、取扱高も増加しています。
 

4. オランダ国内唯一の花市場フローラホーランドの現在の相対取引システム紹介

 

説明スライド

 

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インターネットを使用した販売形態(コネクトとイートレード)が主流になってきています。生産者が直接フローラホーランドのイートレードに入力を行い、購入者はその情報を基にして相対取引購入します。 このシステムを発展させていくためには、各生産者から出荷される全ての花に対して完璧な流通システムの確立が必要とされています。
 

説明スライド

 

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説明スライド

 
フローラホーランドでは、生産者が農場で出荷情報を入力し、ラベル印刷、スキャンを行います。その出荷情報はインターネットを通じて共有されており、空港や市場に到着した際にラベルをスキャンすれば、生産者が入力した出荷情報は更新されていきます。
イーシステムでは、出荷した荷物の状況と履歴を細かく確認することができるため、業務効率を高めることができます。また、国際的なビジネスとしても発展することができます。

 

<まとめ>

 

1.ヨーロッパでの切花・鉢物のマーケットは拡大している。
2.拡大は東欧とロシアが牽引している。
3.オランダでの切花生産は減少し、鉢物生産は増加している。
4.鉢物生産は輸送費の関係からオランダで増加し、規模も拡大傾向である。
5.世界の切花生産は、赤道地域にシフトしている。
6.生産地から消費地までのサプライチェーンの品質鮮度管理がますます重要になってきている。
7.なかでも船輸送への関心が高く、船輸送での品質管理システムの確立に関心が高い。
8.フローラホーランド市場では、相対取引システムの確立が必要とされ、生産から各流通での出荷情報がインターネットを経由して誰でもどこでも確認できるようになっている。

 

 

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