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国内外調査

オランダ・ケニア 花き産業調査報告 〜オランダでのリパック〜

JELFAでは国内外の流通状況調査をおこなっています。昨年まではオランダにおける鮮度保持流通(宿根カスミソウのポストハーベスト技術やオランダが受け入れている輸入切花の取り扱いなどについて)の調査をおこなってきました。
2004年は6月7日-17日の日程で 、昨今急激に生産・輸出が増えているケニアに行き、オランダに出荷をしている輸出国の鮮度保持流通の取り組みをを調査してまいりました。

 

<調査メンバー>
柏村副会長、青山理事、佐無田事務局長(3名)
通訳;テイオ ストルート氏(JELFAアドバイザー)

現地案内:サンダー クレバー氏(フローラホランド新規事業担当)

 

<調査内容>

ケニアは、赤道直下に位置し標高2000メートル以上の高地で、花の栽培には最適の条件を持ち、近年生産と輸出が急激に増えている国です。バラをはじめカスミソウなどの生産が大規模でおこなわれておりオランダをはじめ世界に花を送り出しています。ヨーロッパ・アメリカなどのスーパーとの直接取引が中心でしたが、最近オランダの市場の輸入部との連携も大きな位置づけとなっています。
これまで調査をおこなってきたオランダの市場内の鮮度保持とあわせて花を送り出す遠隔地国の流通品質管理の状況を調査してきました。

 

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●シェア エージェンシー Sher Agencies(ケニア)
バラをメインに栽培しており、ハウスだけでなく露地にも広大な農場を持つ会社です。
この会社は、従業員とその家族12,000人の生活を支えるバラの町を形成していました。

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ケニアの広大な大地に広がるバラの露地圃場です。
1品種の栽培面積が、実に1ha以上という 規模の大きさ。見渡す限り、バラの栽培圃場が続いていました。
敷地内には、ハウスも何棟も立っており、視察に訪ねたときも、新しいハウスを増設しているところでした。

 

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バラのハウス圃場です。通路の幅は広く、車も楽に通れる広さになっていました。

 

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このハウスでは、直接に定植してある訳ではなく、大き目のポットに植えた株を並べてありました。

 

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採花作業の様子です。切った花は、通路側に配置されたバケットにすぐに入れられるように、通路にはズラリとバケットが並んでいます。
バケットの中には薬剤の入った水が用意されていて、すぐに処理されるようになっていました。
一杯になったバケットは、車で調整用の作業場へ運ばれます。

 

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作業場に近い圃場では、リアカーを使って運んでいました。採花された花は一ヶ所に集められ、調整を待ちます。

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調整用の作業場では、品種ごとに下葉の調整をし、花の頭をそろえて規定本数ごとにまとめられます。
その後、定められた長さに裁断し、花を痛めないように厚手の紙に包んで再びバケットへ戻されます。

 

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調整・結束の作業後は、バケットに入ったまま冷蔵庫へ保管されます。
出荷時に、ダンボールへ箱詰めされて、各国へ輸出されていくそうです。

 

●パンダフラワーズ PANDA FLOWERS (ケニア)
品質管理の充実した農家で、ここもバラをメインとして大規模栽培をしています。

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敷地内に広がる簡易雨よけハウス。ハウスのサイドには、特に防虫ネットなどは設置されていませんでした。

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整然と整理された調整用作業場です。 各自が仕事分担に沿って作業をこなしていました。

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花は規定本数に束にされた後、裁断機で長さを調整します。

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調整され、冷蔵庫へ移動する前のバラの花束です。
やはりここでも、ダンボールによる長距離輸送の花の傷みを防ぐために、厚紙で補強されていました。

 

●ビューティーライン Beauty Line(ケニア))
ソリダゴ等の他、カスミソウの品種を数多く取り扱っている生産農家です。自社オリジナルのスリーブを使用しています。

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広大な露地圃場です。右の写真は、ソリダゴの圃場です。

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圃場から、トラクターで採集した花を調整室まで運んできます。
右の写真は、カスミソウの調整作業の様子です。束にしてスリーブに入れた後、開花室へ運びます。

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ソリダゴの調整作業の様子。ソリダゴは束にした後、重量をチェックします。

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光と温度、糖で処理をするために1日置き、日持ちのする花にします。こうした開花室の利用は、一般的に取り入れられている様子でした。

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左の写真の黄色い制服の作業員は『チェックマン』と呼ばれ、開花室で調整した束を、出荷のための最終確認を行う業務をしています。
採花後、開花調整をして、約70%の開花状態になってから出荷しているそうです。右は、開花調整の終わったカスミソウの花束です。

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最終チェック後、箱詰めされて冷蔵庫で予冷し、オリジナル輸出用ダンボールに詰め込まれて、各国へ出荷されます。
その後、現地でリパックされ、バケットに入れられて販売される方法が取られています。

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バケットは、使用後に必ず洗浄されています。水洗したあと、薬品で消毒もしているそうです。

▲国内外調査INDEX