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国内外調査

アメリカ花き市場の物流・商流調査レポート 

 

1.日程

 2010年3月2日(火)~3月11日(木)

 

2.視察地  アメリカ合衆国(マイアミ・ニューヨーク・サンフランシスコ) 

3.目的  

 南米から北米への花きの流通(物流・商流・消費)を調査する
 ①アメリカの生花物流拠点、マイアミの調査(物流)
 ②セリ市場の無いアメリカの商流調査

 (どのような取引形態で行っているか、ネットビジネスなど)

 ③アメリカでの鮮度保証販売の現状調査

 
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4.調査メンバー
 JELFA副会長 柏村哲徳 [日本植物運輸株式会社 代表取締役社長]
 JELFA理事  青山松夫 [兼弥産業株式会社 代表取締役社長]
 JELFA理事  米田裕史 [株式会社コルヌコピア 代表取締役社長]
 JELFA理事  佐無田仁 [株式会社フラワーオークションジャパン 常務取締役]

 通訳  青山一太 [兼弥産業株式会社]

 

 

 

■マイアミ

マイアミ空港視察

(写真は不可)
コロンビアからの切花を積んだ貨物機が駐機しており、通関・検査を待っていた。コロンビアからマイアミ空港は2.5時間くらい。帰り便は、花以外の物が詰まれて戻っている。
マイアミは気温が高く、切花にとって良い環境ではないため、コールドチェーンが確立されている。

マイアミ空港は、貨物取扱量は世界で第二位(一位はフランクフルト)。切花取扱量は世界で第二位(一位はオランダ)。

 

SUNBURST FARM

コロンビア生産業者のマイアミ拠点の視察。
1967 年からコロンビアで花を生産。コロンビアで一番古い生産業者。マイアミに拠点を置き、アメリカ全土を中心に世界に輸出を行っている。
 カーネーション・アルスとロメリア・ガーベラ・カスミソウ・アスター・カンパニュラ・スターチス・バラ・スプレーバラ・デルフィニウム・リモニューム・マム・フロックスなどの栽培。コロンビアに20農場(7000人の従業員)、アメリカに一社(150人の従業員)、合計21拠点。現在、アメリカに85%、アジア・EUに15%の輸出をしており、今後アジア・EUを25%に伸ばしたい。
マイアミでの作業は、加工済みのブーケに葉物を足すなど最小限で商品化するなど工夫をしている。テストルームや商談室もあり、充実した施設となっている。
ブランド化を進め、SUNBURST ブランドを買いに来るよう仕向けたやり方を目指し、安売りはしないようにしている。

 

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ESMERALDA

(生産業者)・・・保管、物流、販売の拠点
南米のエクアドル(14 農場)、コロンビア(2 農場)、メキシコ、ペールに農場を持ち、生産と育種を行っている生産業者。生産はオリジナル品種が80%以上になる。マイアミの機能は、物流機能と販売機能であり、倉庫機能が中心となっている。
生産と流通が一貫している。バーコード管理で、10~15分で1500ケースを処理する。バーコードターミナルで、キャンセルがあってもすぐ対応できるシステムで、どこにあるかもすぐにわかるシステムとなっている。コールドチェーンも徹底しており、倉庫のつなぎ部分にも空調を入れ、コールドチェーンが100%切れないようにしている。プレクーリングも徹底。
販売について、販売決定率は約70%であり、30%は売り先をさがすが、ディスカウントはあまりせず、廃棄処理することがある(年間廃棄率は1~2%)。廃棄する時は拾って販売されないように、プレスしてから廃棄している。オーダーは、システム化しており、残った分の売り込みに人員集中している。
ブーケ加工は、現地で行っている。水揚げ、リパックまでの時間やコストを考えると、マイアミでブーケを作る理由がないと判断している。
テストルームは、主に、重さ・ボリューム・数量のチェックをし、 次に、シーズンによってボリュームの差がないかなどをチェック。セールス担当者も週に3回はチェックに来ている。

 

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QUALITY LOGISTICS GROUP

(加工業者)・・・保管、物流、販売の拠点

80%がスーパーマーケット向けのブーケ加工。小型の業者であるが、顧客のニーズに細かく応える努力をしている。野菜の取り扱いもあり。鮮度保持剤の使用(フローラライフ)コールドチェーン管理などクオリティコントロールを徹底している。

 

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THE USA BOUQUET COMPANY

(ブーケメーカ)・・・マイアミで最大規模
マイアミで最大規模のブーケーメーカー。全米に6ヶ所の加工場を持つ。加工場は同じ仕様書を持って、ブーケ加工を行っている。ポイントはプレクーリングが2℃である事。
加工は次の3タイプを行う。①「レシピ」に沿ったブーケはアメリカ国内加工。②「プリメイドブーケ」は生産地加工がほとんどで、アメリカでは切戻しと水揚げのみ。③「アレンジメント」はラインで行なう。花瓶付きブーケや花瓶の口にオアシスを付けて生けたブーケなどを作成。FTD高級ブーケも加工している(3~4万円の商品)。注文のないブーケは作らず、材料も仕入れない方法。花材の管理は置き場と箱ナンバーで管理をしており、従業員は中身を意識していない。

 

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THE HOME DEPO

ホームセンター

切花は無し。園芸売り場のみ。

 

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PUBLIX

フロリダ近辺に多く出店しているスーパーマーケット。
ブーケ-は各メーカーから、入荷しているい。箱からプラスティックバケットを取り出し、箱の上部の穴に差し込めるようになっているものが多い。そのまま、店舗陳列できる箱。
必ずどの店舗にも、ショーケースがある。また、鉢物も充実していた。

場所は、店舗の奥のほうに売場がある。

 

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ニューヨーク

マンハッタン6番街28ストリートの卸街
卸街にフラワーデザイナーが多く住んでいる。

ENPIRE CUT FLOWER
Fisher & PAGE LTD
The DUTCH Flower Line
ASSOCIATED
G PAGE

US EVERGREEN WHOLESALE FLOWERS   など、

 

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Northeast Floral Expo

フローリスト向けの展示会。約1000人のフローリストが来場。出展者は卸会社や資材業者など。ホテルの1フロワにブースとセミナー会場をセットしており、セミナーは主にデザイナーによるデモで、盛況であった。コンテスト、記名式による無人オークションも行われていた。日本でのJFTD主催のイベントににている。

 

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Delawere Valleyグループ

個人の創始者が50年前に作った会社
切花(70%)、資材(20~25%)、鉢物(3~5%)の取り扱い。


●Delaware Valley Wholesale 
小売店向け、90台のトラックでワシントンからボストンまでをカバーしている。
Delaware Valley Wholesaleは、生産者の箱で販売。アメリカではトップクラスの大型卸。
バージニアから北を販売範囲としている(アメリカの人口の30~36%が住んでいる)
セールスは40人態勢、顧客で分けられておりすべての品目を販売する。トラック90台による週5日配達。販売システムは、20:00までに受けたオーダーは、翌日10:00までに配達される。インターネット取引は10~20%。
 社に入荷のしているものの販売で、ボリュームディスカウントシステムとなっている(たとえば1~3束は@10.99$、4束は@9.99$、12束は、@8.99$など、運賃は、購入金額1000$以上は送料無料、1000ドル未満は、10.99$。)
 
●Growon Direct
生産者在庫販売の会社
オーダー締切日時および到着日時が表示される。マイアミからニュージャージーの本店まで週10本のトラック輸送。

 

●Fresh Bloom 
量販店向け販売。
卸が名前に入っていると量販店が嫌うので「Fresh Bloom」の名前に変更。生産者からFresh Bloomの箱で送ってもらい、ブランド育成をしている。

 

●Trans flora 
大卸・大型小売向けの販売。
マイアミに事務所を置き、全米をカバーした販売を行なっている。

 

●Flower Transfer 
運送会社。DVの60%の運送業務を担う。

・仕入のほとんどは生産者から行っており、各社別々に仕入を行うが、輸送などは合わせての輸送を行っている。マイアミから24時間。

・場内物流について、資材は昼間は荷受所、夜は出荷所になる。

 

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■サンフランシスコ

サンフランシスコ花市場

卸業者の集合体のような構造で南米・カリフォルニア(地元)の花から、ヨーロッパ・アジアの花までそろっている。ハイドランジアの鉢物も近郊で生産され出荷されていた。

 

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サンフランシスコ市内露店花屋

サンフランシスコ市内は、フラワーショップより露天花屋が多く見られた。朝、訪問した市場から仕入れたと思われる花が多い。ブーケでの販売もあり、ヨーロッパと似ている。サンフランシスコの花は、地元の花があるためか、鮮度も良く感じた。

 

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